双極性障害Ⅰ型で主婦な日々

双極性障害Ⅰ型の主婦の日常生活あれこれ。

自閉症スペクトグラム

私の今の夫はアスペルガー症候群の傾向があります。傾向があるというのは、専門の病院で診て貰ったのですが、自閉症スペクトグラムは持っていますが、はっきりとしたアスペルガー症候群では無いという事です。


アスペルガー症候群と言うのは、よく言われる様に
 ●言葉ではっきりと言わないと伝わらない。
 ●言葉通り受け止める。
 ●無言になる。黙り込んでしまう。会話が続かない。
 ●思ったことを正直に口にする。傷つくような事を平気で言う。
 ●売り言葉に買い言葉を本気で言う。
 ●人との距離が分からない。空気が読めない。
 ●同じ失敗を繰り返す。注意しても直そうとしない。
 ●体調が悪いのに心配してくれない。気持ちを分かってくれない。


・・・様な傾向があります。


彼の住む町迄出かけての、初めてのデートの待ち合わせをした時、目の前にいる私に気が付かないので、何かおかしいとアスペルガー症候群を疑いましたが、再婚して一緒に住むようになってそれが確信に変わりました。


最初は喧嘩ばかりでした。私が風邪をひいても心配もしてくれないし、家に帰って来てもパソコンに直行して、一言も喋らないし、家族で一緒に過ごしていても、私は孤独で仕方が無かったです。


それで、発達障害専門の病院を探して、連れて行って検査をしたのですが、はっきりとしたアスペルガー症候群では無いけれど、その傾向がある、「自閉症スペクトグラム」は明確に持っている、という結果でした。


他に、目から入る情報はIQが人より大分優れている、耳から入る情報はIQが人並み以下とも言われました。
いわゆるIQは高いけれどEQは低いという人種だと思います。


その後、その病院のカウンセラールームに通う様になって、そこでは、アスペルガー症候群の妻が陥る、情緒的なコミュニケーションが築けない為に、パートナーが身体的・精神的症状を生じる、「カサンドラ症候群」の治療をして貰う目的で通い始めました。有難い事に、カウンセリングには珍しく、保険適用でした。


カサンドラ症候群の自助グループもありますが、私自身も双極性障害なので、分かって貰える自信が無くて行きづらかったのです。こういう時も、私は双極性障害である事を不便だと思います。


カウンセリングルームでは、自分では全く困っていない夫と一緒に相談をして、そこで、漫画でも良いから私はアスペルガーの事をもっと知った方が良いと、野村ツナさんの『旦那さんはアスペルガー』と『家族のためのアスペルガー症候群のつきあい方』という本購入し、読みました。


漫画なのですぐ読むことが出来、目からうろこが落ちました。
その中でも、アスペルガー症候群の人は
 ●目から入ってくる情報を気にしやすい傾向があるので笑顔で接する。言いたい事がある時は、真正面から話すのでは無く、横座りでつぶやく。
 ●無反応や声を荒げるのは、彼らなりのパニック症状であって、固まったりしていたり、攻撃的になる事で自分を守ろうとしている。


・・・という事が印象に残りました。


カウンセリングでも、直して欲しい事、して欲しい事は、かなり具体的に指示する様にとアドヴァイスされました。


その後、私は双極性障害を発症し、強い躁や鬱になって、それでも頑張って生活を守ろうとしているのを、娘の書いた作文で知ったりして、夫に対して、不満以上に、感謝の気持ちや尊敬の気持ちが芽生え、本やカウンセラーさんの内容が「あるある」と、ストンと腑に落ちる様になったのです。やはり、いざとなると頼りになる事実と言うのは強いですからね。


それに、夫はアスペルガー症候群傾向を持っているだけでなく、サヴァン症候群の傾向も持っている様で、自分の受けなければいけない試験のテスト勉強や、娘の勉強を見て貰っている時など、一瞬の短時間で暗記が出来るのです。


どうやって覚えるのかと聞いたら、「シャッターを押すんだよ」と話すので、まるで漫画ドラえもんの暗記パンの様にヴィジュアルで覚えている様なのです。


私は暗記力が良くないので羨ましい限りです。


そんなこんなで、今ではアスペルガー症候群と言うよりも、ドラマ「アタル」で印象が良かった、サヴァン症候群という呼び方をして、悲しむよりも誇らしく思い、褒める事が多いです。


なので、我が家の場合、両方障害者ではなく、私だけ双極性障害という障害者というポジションの認識で暮らしています。


いつも読んでいただいてありがとうございます。